こんばんは、所長です。
今回は「ダブル湧き層の天空トラップタワー」をご紹介。
マイクラのモンスターには「この範囲内に8体いたらもう湧かないよ」という【密度上限】が定められていますが、そのエリアから外れる場所にそれぞれ湧き層を設置し、効率を高めた天空トラップタワーとなっております。
私の見解では、天空トラップタワーのなかでは労力と効率のバランスが取れている、高水準なトラップタワーだと考えています。
完成図
完成図。
湧いたモンスターが、
自ら落とし穴にダイブ。
処理装置に流されてピストントライデントで処理され、
アイテムと経験値が輸送ルートを通り、
ソウルサンドの上昇気流によって、
待機場所へ。
アイテムはホッパーを通ってチェスト内、経験値はプレイヤーが獲得できます。
30分稼働での獲得効率
経験値はこれくらい。
多少ムラはあるもののレベル50の壁は高いです。
アイテムはこれくらい。
必要アイテム
- ガラスブロック:いっぱい
- ハーフブロック:いっぱい
- 建築用ブロック:いっぱい
- トライデント:2~(多いと処理効率が若干上がるかも?)
- チェスト:2
- 水バケツ:いっぱい(無限水源使えば1でOK)
- レッドストーン:いっぱい
- レバー:1
- ボタン:いっぱい
- 観察者:2
- レッドストーン反復装置:21
- ホッパー:1
- ピストン:8
- 氷塊:いっぱい
- ソウルサンド:1
ガラスブロックを使っているのはほとんど見た目のためで、不透過ブロックを使っても構いません。
不透過ブロックを使う場合、湧き層以外はしっかり湧きつぶしを行ってください。
▼氷塊の作り方▼
作り方
製作途中にモンスターが湧くので、できれば難易度ピースでの作業をオススメします。
チャンクの境目を調べる
トラップタワーを作るにあたり、チャンクの境目を調べておきましょう。
調べるのは待機場所となる1チャンクだけでかまいません。画像は解説しやすいよう、周囲のチャンクも色付けしております。
▼チャンクの境目の調べ方▼
輸送ルート
待機チャンクの北西から南に8ブロック目にブロックを置き、
45ブロックほど積みあげます。
南にソウルサンドを置いて、
氷塊をソウルサンドから西に39ブロック、東に38ブロック伸ばし、
ガラスブロックで囲います。
最初に置いた建築用ブロックの上はガラスブロックでなく建築用ブロックにしておきましょう。
処理装置
処理装置には2 × 2のピストントライデントを採用。
輸送ルートの西の先端に氷塊を4つ置き、周囲を2ブロックガラスで囲います。
ただし、アイテムや経験値を輸送ルートへ落下させるため、穴を1か所空けておきましょう。
ピストンを4つ置いてとなりを建築用ブロック、穴の上は上付きハーフブロックに。
その周りに観察者、反復装置、レッドストーンを置き、1か所だけ建築用ブロック。
反復装置の4つは1段階遅延を増やします。
ピストンに対して水バケツを放ち、ブロック内でピストンと水源が共存する状態に。
ガラスブロックを1段積み上げて処理装置の完成。
湧き層
処理装置への穴を残しつつ、18 × 18で建築用ブロックを設置。
1段上げて外側を2ブロック囲い、
さらに1段上げて外側をガラスブロックで囲います。
角にガラスブロック2つと仮ブロックを3つ。
それを全ての角に置いて、
画像の位置に水バケツ投入。
ちょうど水流が落下穴まで届くはず。仮ブロックは壊してOK。
土台から4ブロック目の高さに、
16 × 16で建築用ブロック。
水色のブロックが落下穴の真上で、その東側に2 × 3の落とし穴を作ります。
落下穴の真上に作らないのは、モンスターを落下ダメージで処理してしまうと経験値が手に入らないため。
北西の角を起点に、1ブロックずつあけてボタンを設置。クモの湧きつぶし用です。
側面に3ブロック間隔でボタン。
側面のボタンは必ずクモ湧きつぶし用ボタンのない列に、4面全て設置します。
落とし穴のとなりに建築用ブロックを置き、ななめにボタンを設置。
これで1層目が完成。
2層目は1層目から3ブロック目の高さに、
同じ広さの建築用ブロック。
ほぼ同じようにボタンを置いていきますが、
ななめのボタンは1層目と反対側に。
そして落下穴のとなりにもボタンを置いておきます。これはクモの湧きつぶし用。
側面のボタンも1層目と同じく3ブロック間隔ですが、1層目と同じラインに置かないよう、ボタンの間に置くイメージで。
これで2層目も完成。
同じ要領で9層目まで作ります。
仕上げの屋根です。
9層目、南西の角から3ブロック目の高さに建築用ブロックを置いて、
ななめに7ブロック伸ばします。(合計8ブロック)
反対側も角からななめに7ブロック。
全域を建築用ブロックで埋めます。30 × 30ですね。
その上にハーフブロックを敷きつめれば完成。
待機場所
輸送ルートの奥から水を流し、
水流が途切れたらボタンと水を置いて延長。
ソウルサンドの手前まで来たら、ボタンを置いて水流を強制的に途切れさせます。
ソウルサンドの上に筒を作り、
20ブロック伸ばします。赤いガラスの高さが20ブロック。
せっかく伸ばした筒ですが3ブロック破壊して、
チェストを2つ置き、横からホッパーで接続。
ガラスブロックを3つ置いて、
水バケツ投入。
ホッパーへの水流と、ソウルサンドからの上昇気流を表す泡エフェクトが出ていればOK。
てっぺんはハーフブロックでフタ。
このハーフブロックが待機場所となります。
長時間放置するつもりなら頭上にブロックを置いて湧きつぶししておくと、ファントム対策。
処理装置のオンオフスイッチ
処理装置を作動させるためのスイッチを、待機場所の近くに設置します。
建築用ブロックを置き、上にレバー。
建築用ブロックの2ブロック下からガラスブロックをジグザグに置き、その上にレッドストーンを設置していきます。
このときレバーをオンにしておくと、レッドストーンに信号が流れているか常に確認できて便利。
レッドストーンの信号は15ブロック目までしか伝わらないので、反復装置で信号を増幅。
このレッドストーンを、輸送ルートの上にズラーッと設置していきます。
15ブロックごとの反復装置を忘れずに。
処理装置のレッドストーン回路までつなげたらOK。
このタイミングで処理装置内にトライデントを投げ込んでおきましょう。
これでオンオフスイッチは完成で、レバーがオフのときに、
ピストンがガシャコンガシャコンと動いて処理装置が稼働します。
同じものを反対側にも作れば完成!
動作確認
ハーフブロックの上に立ち、レバーを一度オンにして2秒ほど経過したらオフにしましょう。
湧いたモンスターが穴に向かって歩いていき・・・
落下します。
落下したモンスターは処理装置で処理され、アイテムと経験値が輸送ルートを流れて、
ソウルサンドの上昇気流で上にあがり、
経験値はプレイヤーへ、アイテムはホッパーからチェストへ回収されていきます。
プレイヤーの経験値が増えていることと、アイテムがチェストに入っていることが確認できればOK。
仕組みの解説
モンスターを効率的に湧かせるダブル湧き層
モンスターは「周囲4チャンク以内にモンスターが8体以上いると、それ以上湧かない」という密度上限を持っています。
これのおかげで、いくら湧き層を広くしても同時に8体までしか湧かないから効率が上がらないのが統合版トラップタワーの弱点。
これを少しでも解消するために、湧き層の距離を4チャンク離して、ダブル湧き層としています。
湧き層の広さは16 × 16でピッタリ1チャンクに収めており、湧き層同士が4チャンク離れているのがおわかりでしょうか。
ちなみに色付けしたチャンクはシミュレーション距離4チャンクのときのシミュレーション範囲で、待機場所にいる間、このチャンク外の装置などは止まってしまいます。
一方、モンスターの密度上限となる周囲4チャンクは、シミュレーション範囲のような形ではなく正方形です。
シミュレーション範囲ギリギリのチャンクに湧き層を作れば湧き層4つでも密度上限にひっかからなくなりますが、今度はプレイヤーの周囲にモンスターが湧く「湧き範囲」から外れてしまうため、湧き層2つが現実的なラインとなっています。
ボタン式落とし穴誘導テクニック
湧き層にななめに設置したボタンが、落とし穴への誘導テクニック。
通常、モンスターはランダムで移動先を選択し、できる限りその場所に近づこうとします。
移動先には6ブロック上や6ブロック下が選ばれることもあり、湧き層は縦に長いので、上の層や下の層が選ばれることが多いですね。
そのときに大事な役割を果たすのがボタンで、
ボタンはモンスターにとって「歩けるブロック」として認識されるため、
落とし穴ではなく「登り階段」「下り階段」のように見えています。
だから上の層・下の層のどちらが移動先に選択されても、
階段を使おうとして落とし穴に落ちていく、という仕組みになっております。
階段にはなっていませんが側面のボタンも同じテクニックで、
モンスターにはこう見えるので、下の層に移動するときはこのルートを使い、落下していきます。
落とし穴から遠い外周付近に湧いたモンスターをなるべくはやく落下させるための対策ですね。
経験値を生み出す処理装置【ピストントライデント】
モンスターの処理装置にはピストントライデントを採用しています。
従来の落下ダメージやマグマブロックで処理するものは経験値をドロップしませんでしたが、ピストントライデントは完全放置しながらアイテムと経験値の両方を獲得できます。
バージョン1.14でも安定稼働する2 × 2の風車型ピストントライデントにちょっとだけ手を加えて、アイテムと経験値を輸送ルートに落とせるよう改良してみました。
ピストントライデントの詳細は以下より。
▼ピストントライデント▼
以上、ダブル湧き層の天空トラップタワーの作り方と解説でした。
実は湧き層は1つあたり3チャンク程度まで広げることができますが、苦労の割にそこまで効率はアップしません。(30分で50レベルを超えるかどうかくらい)
何種類か湧き層の形を変えて試してみましたが、別に1チャンクで十分かなーってことで今回記事にしております。
経験値効率はガーディアントラップに劣るものの、入手アイテムが魅力的ですのでご活用ください。ではまた!(‘-‘)ノ
コメント
これっていくら高くても大丈夫ですか?
「装置全体の地面からの高さ」は高くしてもかまいませんが、「湧き層の高さ」を高くしてもモンスターの湧きが増えることはありません。
これはモンスターが湧く範囲がプレイヤーからの距離で決められているためで、記事中の湧き層はわりと湧き範囲いっぱいまで利用しています。
問題無く稼働しておりますが、機構が丸出しなのを装飾したいと思っています。装飾部分の沸き潰しは前提として、不透過ブロックで囲っても問題無いと思いますか?
レッドストーン回路と水流さえ遮断しないよう気をつければ不透過ブロックで囲っても問題ないかと思います。
「上層階にしか」ではなく「最上層にしか」でした、申し訳ありません。
はじめまして、このサイトで紹介されている素晴らしい装置いつもお世話になっております。
この記事に出ているトラップタワーを制作してみたのですが、なぜか上層階にしかモンスターが湧きません。
天井にトラップドアをつけて、クリーパーとクモが湧くバージョンで最上層のみトラップドアもボタンもつけないという感じに制作しました。
マインクラフト統合版(正確にはスマホ版)1.14.60ではこの装置はうまく機能しないのでしょうか?
問題なく動くようでしたらどのような原因が考えられるでしょうか?
機能するかどうかだけでもお答えいただければ幸いです。
現在リリースされているバージョンでも問題なく稼働するはずで、ベータ版1.16.0.57でも稼働を確認しています。(天井にトラップドア付けるバージョンは未確認ですが問題ないと思います)
湧き層にトラップドアを置くことでゾンビやスケルトンが湧こうとしても湧けず「湧き失敗」として処理されるので、湧き効率自体は低下します。
とはいえ1匹も湧かないということはないので、最上層以外にまったく湧かないのであれば、難易度を一度ピースにして戻してみると湧き始めるかもしれません。
解決しなければツイッターのほうへ画像などを添付してご連絡頂けるともう少し詳しくチェックできるかと思います。
難易度をピースにして戻したら別の層にもモンスターが湧きはじめました!
要領の得ない質問に答えていただきありがとうございました!
これからも更新楽しみにしております!
作ってみたのですが統合PCシュミレーション距離4~12どれもわきませんでした
※修正されました。
現在、天井にハーフブロックなどを設置するとそこから下の層にはモンスターが一切湧かないバグが発生しており、修正待ちの状態です。
カーペットを置くとなぜか湧くようになります。
・ハーフブロックをカーペットに置きかえる
・ハーフブロックの上にカーペットを置く
どちらでも稼働しますので、ご対応をお願い致します。
こちらの装置、作らせていただきました!
アプデ前には問題なく稼働したのですが、
アップデート後に使ってみたところうまく稼働しなくなりました。
モンスターは湧いているのですが、アイテムも経験値も送られてきません。
プレイヤーの位置によっては送られてくるので、デスポーン範囲が変わったということなのでしょうか?
また、処理層の水流上のハーフブロックがアイテムを通さなくなった?かもしれません。
間違ってたらすいません。
いつも参考にしています!ありがとうございます!
バージョン1.16からデスポーン範囲が44ブロックに狭まった影響で、モンスターを処理できなくなっています。
処理層も水流の動きが変わったのか、アイテムが流れてきませんね。。。
対応したトラップ・処理層を考えてみます。