こんばんは、所長です。
今回は「パルサー回路」の作り方をご紹介!
レバーはオンにしたらずっと信号が流れるし、ボタンも2秒間くらい信号が流れてオフになりますよね。
そういう入力装置の信号を、オンにした瞬間だけピッと流してすぐオフにするのがパルサー回路の役割です。
コンパレーター式(オススメ)
コンパレーターと反復装置ひとつでできる方法。
基本的にこれさえ覚えておけば大丈夫です。
作り方
減算モードにしたコンパレーターの横から反復装置の信号を当てます。
反復装置の遅延はいくつでも問題なく、
遅延を増やせば増やすほどオンの時間を延ばせるのが特徴。
仕組みの解説
減算モードのコンパレーターは(後ろからの信号レベル – 横からの信号レベル)の信号を出力します。
反復装置は信号レベルを最大値の15まで増幅する特性があるため、反復装置からコンパレーターに信号が送られると、コンパレーターは信号を出力できません。
しかし反復装置は信号を遅延する特性もあって、少し信号を保持してからコンパレーターに信号を送るので、その少しの間だけコンパレーターが信号を出力できるわけです。
コンパレーターにも遅延する特性はあるんですけど、反復装置とうまく噛み合ってパルサー回路を実現できるんです。(説明するとややこしい)
粘着ピストン式
オンにすると一瞬だけ信号が通り、粘着ピストンが伸びきると信号がオフになります。
作り方
地面に粘着ピストン(上向き)を埋め込んで、
粘着ピストンの上にブロック。
ガラスブロックなどの信号を通さないブロックはNGなので注意。
仕組みの解説
粘着ピストンを埋め込まずに回路を組んだ場合、普通に信号が通ります。
これは反復装置の特性で、ブロックを介して信号を受け取ることができるため。
でもピストンの棒部分からは信号を受け取ることができないため、ピストンが作動すると信号は途絶えます。
ピストンが作動する直前に一瞬だけ信号が通るからパルサー回路になるわけですね。
観察者式
入力装置をオンにすれば一瞬だけ信号が通ります。
作り方
観察者の顔面にボタンなりレバーなりを設置するだけで完成。
ボタンの信号が観察者を通して流れるのではなく、ボタンが押されたことを感知して観察者自身が信号を流します。
仕組みの解説
そもそも観察者は目の前の変化を感知して一瞬だけ信号を流すブロック。
一瞬だけ信号流すということは、単体でパルサー回路としての特性を持っているのです。
だからパルサー回路が欲しいときはどんどん使っていきたいんですけど、
ボタンがオフになるときも信号を流しちゃいます。
観察者はあくまで変化を感知するブロックなので、ボタンが戻るのも変化として感知しちゃうんです。
パルサー回路として使うにはネックになる部分ですが、うまく使えば装置にも組み込めるので一長一短ですね。
ちなみにレバーを設置するとオンにしたときもオフにしたときも一瞬だけ信号が流れます。ボタンよりレバーの方が使いやすい説濃厚。
使用例:自動収穫装置の日照センサーなど
パルサー回路の用途は日照センサーなど。
日照センサーは簡単に言うと「日が昇っている間、信号を流し続ける」ブロックなので、ここにパルサー回路を組み込むと「日が昇ったときに一瞬信号を流す」仕組みに早変わり。
一日1回だけ作動させたい装置に採用するのが良きですね。
以上、パルサー回路の作り方と解説でした。ではまた!(‘-‘)ノ
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