こんばんは、所長です。
今回は「1回押すと2回信号が流れるボタン」の作り方を解説します。
1回押すと2回信号が流れるボタンって、何?
ボタン押したときの振る舞いって、
1回押したらオンになって、
少し時間が経ったらオフになるのが普通ですよね。
これはこれでそのまま使える場合も多いんですが、そうでない場合もあります。
例えば発射装置に水バケツを入れたとき、水を発射するのに1回、回収するのにもう1回押さなきゃいけません。溶岩バケツとかでもそうですね。
マイクラはじめたての人からすれば「いや、別に2回押せば良いじゃん!」って話なんでしょうけど、そうはいかないのがレッドストーンの沼にハマってしまった人間の思考。
どうせ発射したあとは100%回収する装置が多いんだから、ボタン1回押すだけで回収までしてくれるスマートなヤツにしましょう。
そういう細かいところにこだわって自己満足に浸るのがレッドストーン道なのです。
反復装置式
ではひとつ目。
ボタンから信号を二手に分かれさせ、片方は反復装置でガチガチに遅延をかけてあげることで2回分の信号を送っています。
上側のルートはすぐに信号が届いて下側のルートは反復装置内をジワジワ進み、
上側の信号が途切れたあと、
下側の信号が届くわけです。
上側のルートに置いてある反復装置の役割は信号の逆流を防止するためのもので、
反復装置がないと信号がぐるぐるぐるぐる回り続け、クロック回路のようになってしまいます。
また、上側の信号が途切れたあとに下側の信号を届けないと2回分の信号として受け取ってくれないので、最低でもボタンがオフになるまで(約2秒)の間は遅延させなければなりません。
だから画像は最大遅延(0.4秒)の反復装置を5個つなげてます。
これをもう少し短い間隔にしたい場合、長い信号でも一瞬の信号に切り替える“パルサー回路”を組み込みましょう。
パルサー回路を組み込んだバージョン
こんな感じになります。
これだとボタンから流れる信号は0.1秒となり、さきほど反復装置を5つも並べなければいけなかった箇所に遅延2(0.3秒)の反復装置ひとつを置けば、
発射装置がカチカチッと認識してくれました。
もちろん水バケツや溶岩バケツを吐かせる想定なのでもう少し遅延させた方が良いんですけどね。最速はこれくらいですよ、というお話。
観察者式
続いて観察者式。コチラは凄く簡単です。
観察者の顔面にボタンを貼り付けて後ろにレッドストーンをつなぐだけ。
観察者の振る舞いが絶妙で、ボタンがオンになったことを感知して信号を一瞬流し、
ボタンがオフになったときにも信号を一瞬流す。
実は観察者ってボタンがオフになったことも感知するビックリ仕様なんです!
もともと信号を一瞬しか流さないのも相性良くて、ボタンと組み合わせることで簡単に2回信号を流す仕組みが作れちゃいました。
ただし信号の間隔は一定で、遅延できない点に注意が必要です。
ちなみに観察者にレバーを取り付けるとオンにしてもオフにしても一瞬だけ信号を流すただのスイッチになります。絶対使わないとも言い切れない微妙なパーツ。
今回は仕組みを2つ紹介しましたが、
- 遅延ができるけどコストがかかるのが“反復装置式”
- 遅延はできないけどお手軽なのが“観察者式”
と覚えときましょう。
基本的にはこの2つで間に合うはずです。
以上、1回押すと2回信号が流れるボタンの作り方・解説でした。ではまた!(‘-‘)ノ
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